テレビ朝日の新人、下村彩里アナウンサー(24)の最終回です。仲良しの同期と過ごすアクティブな休日、「人の思いを紡げるアナウンサーになりたい」と理想像も明かしました。

開催していたテレ朝夏祭りのうちわを手にする下村彩里アナ(撮影・小沢裕)
開催していたテレ朝夏祭りのうちわを手にする下村彩里アナ(撮影・小沢裕)

18年間のクラシックバレエ経験を生かし、大学時代はバレエ講師のアルバイトをした。今も休日は教室へ通って汗を流し「今でもレッスンですね」と笑う。「月曜から金曜まで研修で座っているので、『動きたい!』となってヨガに行ったり、バレエに行ったり。結構アクティブです」。

同期の斎藤ちはるアナとは入社前から頻繁に遊びに出掛ける間柄だ。「同期とは本当に仲が良くて」と支えに感謝する。行動的な部分で波長が合うといい「ユニバーサルスタジオやディズニーランドにも行きました。あの子はああ見えて超アウトドアなんです。今週はグランピングに行こうと言っています」と楽しげに明かした。

研修や現在担当する金曜の「報道ステーション」気象コーナーに加え、少しずつ経験を積む。6月に出演したクイズ番組「Qさま!」では「周りに圧倒されてしまって、まだまだ修業が足りないです」と苦笑い。先の参院選は現場リポーターを務め「オンエアには出なかったんですけど、私が声を発していいのかっていうくらいに緊張感があって」と振り返る。

刺激的な毎日だが、充実している。「飛び込んで、取材して、インタビューして、伝えるっていうことを『報ステ』でも何回かやらせていただいて。仕事に初めて恋をするというか。少ない経験なんですけど、夢中になって、すごく楽しかったという思いがあります」。

来年の東京オリンピックにも関わりたいと夢は広がる。「今後も人と関わって触れ合って、人の思いを言葉に紡げるアナウンサーになりたいです。それはスポーツ、報道でも変わらないかなと思っています」。研修は8月末に終わる予定。まもなく独り立ちの時を迎える。【遠藤尚子】(おわり)

◆下村彩里(しもむら・さいり)東京都生まれ。日本女子大家政学部を卒業後、19年テレビ朝日入社。16年「準ミス・インターナショナル」に選出。173センチ。