今週も日本テレビ笹崎里菜アナウンサー(27)の登場です。自らを、マイペースで自分に正直な末っ子気質と分析します。そんな自分の素の性格を認め、支えてくれた「恩人」「戦友」がいます。実況チームに入るラグビーワールドカップ日本大会を通じても、尊敬できる人物との出会いがありました。

笑顔でポーズを決める日本テレビ笹崎里菜アナウンサー(撮影・河田真司)
笑顔でポーズを決める日本テレビ笹崎里菜アナウンサー(撮影・河田真司)

2人姉妹の妹である自分を「めちゃくちゃ末っ子気質で『THE・B型』」と自己分析する。「姉御キャラと思われますけど、どマイペースです」。自らを「侍」に例える。「面倒くさいこと、引きずること、コソコソネチネチが大嫌い。裏で言うことがあったら直接言って聞いちゃう」。

自分にウソをつけない性格のようで「どうしてもやらなきゃいけない目標が1つできたら、もう1つ(の道)はどんなに大事でもあきらめて、切ることができる。(自分の決断なら)他人に何を言われても失敗しても『ま、いっか』と思える。死ぬ時に後悔したくない、がモットー。男っぽいってよく言われます」。

そんな個性を認め、背中を押してくれた存在がある。恩人と慕うのは、かつて「シューイチ」で共演した中山秀征(52)だ。「ヒデさんはアナウンサーを生かそうとよく見てくれる。悩み相談したら『お前はそのままでいい』『20代はツッパリなさい』と言われました」。トークもお手本にしている。「これが本当のMCなんだと思いました。台本になくてもこの人に振ったら面白いとか、この人が食いついてると気付く嗅覚がすごい。自分がMCをやって、より尊敬するようになりました」。

入社同期の尾崎里紗アナ(26)は「親友で戦友、家族みたいな存在」だ。「タイプが全然違うのですが、そういう考え方もあるんだとお互い言える。『何で分かってくれないの』じゃなくて、プラスに取り入れる関係性が最初からできていた」と感謝した。

そしてラグビーワールドカップ同局中継の応援団長を務める舘ひろし(69)。「本当に優しくしていただいてます。かっこいい。毎回、心をわしづかみにされます」。日本代表戦中継の副音声担当を共にした際、心強い言葉をもらった。「『笹崎との副音声、すごく評判良かった』と言ってくださいました。『君のいいところは遠慮しないところ。いいのいいの、思ったこと言っちゃっていいの』って。私、舘さんに遠慮しなかったかなと思いながらも器が大きい方だなと思いました」。【大井義明】(つづく)

◆笹崎里菜(ささざき・りな)1992年(平4)4月、横浜市生まれ。実践女子学園から東洋英和女学院大国際社会学部卒。大学時代はファッション誌の読者モデルなどを務め、11年「ミス東洋英和」。17年に蛯原哲アナから勧誘され、ラグビー班入り。W杯実況チームでは男性アナ6人に交じり紅一点。160センチ。血液型B。