EXILEらが所属のLDHが展開するスクール「EXPG STUDIO」(以下EXPG)とコラボした紙上ダンスレッスン第17回からは、ダンスのさまざまな動きにも取り入れられるリズムの取り方「グッチ」を、EXPGオンラインでもおなじみのU-GE(ユゲ)氏がレッスンします。【取材・構成=大友陽平、浦部歩、撮影=足立雅史】

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さて、これまでダウンのリズムを取る「バウンス」と「スティーブマーティン」を学んできました。今回から2回に分けて、「グッチ」について学んでいきましょう。

「グッチ」はその名の通り、「洋服を自慢する」というような意味から呼ばれているステップといいますか、動きの1つです。ダンスは、音楽の時勢にも影響を受けるので、移り変わりが激しいんですけど、「グッチ」は時代に関係なく、今もよく見られる動きですし、いろいろな動きに共通するリズムの取り方でもあります。

 
 

さて今回は、下半身、特に腰の動きについて解説します。腰をやや高く意識して伸ばし(写真1)そのまま横にスライドさせます(写真2)。そして、逆方向斜めに腰を落とし(写真3)落とした位置を保つことを意識しながら、横に腰をスライドさせます(写真4、5、6)。イメージとしては、つぶれた「L」の字を腰で描くような形でしょうか。ポイントとしては(2)の動作の時、軽く腰をスライドさせる方向に跳びます。若干の横移動をする形になります。

 
 

◆U-GE(ユゲ) 神奈川県出身。幼少期から黒人音楽に陶酔し、“Afroholic”(アフロヘアの男の意)として育つ。97年、ダンスチーム「Mo’ Paradice(モーパラダイス)」の創設メンバーで、「J.S.B.Underground」にも在籍。ヒップホップ・ダンスシーン全盛期からカリスマ的存在として、シーンをリードしてきた。数々のアーティストのバックダンサーや振り付けを手掛け、現在は東京校に勤務。スクール以外にも、LDHの社会貢献活動に参加し、子供たちへのダンス指導に努めている。