「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ=ポール・W・S・アンダーソン監督コンビが得意のデストピアもので、はじけている。

文明崩壊後の近未来。支配を確立したい王妃は魔女のアリス(ジョヴォヴィッチ)に、凶悪な魔物を倒してその圧倒的パワーを手に入れるように命じる。王妃に反発する教会司教は処刑人軍団にアリスを追わせる。魔物がすむロストランズへの危険な旅の行方は…。

王妃役は英舞台の新星アマラ・オケレケで、とがりまくったキャラがいい。処刑人のリーダーには「ドラゴン・タトゥーの女」のアーリー・ジョヴァー。アリスを補佐する案内人にマーベル映画でおなじみの元プロレスラー、デイヴ・バウティスタとクセ者が配され、メリハリの利いたアクションで魅せる。ジョヴォヴィッチはその上を行く魔女テンションで自在に舞う。

ダークなアメコミ世界をそのまま実写に移したような粗めの絵ヅラは、これまでにも見たことがあるが、アリスを追う暴走機関車の大掛かりで滑らかな動きや、リアルな立体的質感に最新技術を実感させる。

映像は終始ダークだが、後味は壮快だ。【相原斎】

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