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14歳の藤井四段が扇子に「大志」選んだ理由

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 昨年12月のデビュー以来、公式戦では負けなしの27連勝の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が「大志」と揮毫(きごう)した初の公式グッズ「扇子」が大人気です。東京、大阪の将棋会館では問い合わせが殺到し、入荷待ち状態が続いています。「大志」を選んだ意味について藤井四段は「上を目指してやっていきたいという気持ちを込めました」と説明しました。実は「大志」を選んだもう1つの理由がありました。

「大志」の扇子を手にする藤井四段(写真は2017年6月7日)
「大志」の扇子を手にする藤井四段(写真は2017年6月7日)

 昨年12月、名古屋市内で藤井四段の昇段を祝う会が開かれました。約300人の出席者には記念の「扇子」(非売品)が配られました。扇子には「達心志」。藤井四段が揮毫(きごう)しました。

 母裕子さん(47)によると、急きょ、祝う会の記念として扇子をつくることが決まったそうです。これまで習字を習ったことはなく、知り合いに習字の先生を紹介してもらいました。扇子の発注までに時間はなく「付け焼き刃でしたが、2回だけ教えてもらいました」(裕子さん)。そのとき書いたのが「達心志」でした。

 今回は初の公式グッズとして「扇子」を発売することが決まり「さあ、どうしようか?」。母と息子は相談し「習った『達心志』から1文字を書いたら、なんとかなる!」。そこで決まったのが「大志」だったそうです。

 扇子が発売された7日、藤井四段は笑顔で言いました。「拙い字ながらも自分が書いた字が扇子になって、とてもうれしかったです」。

 達筆でなくていいのです。すべてに優れていなくても、いいのです。「大志」の文字をみたとき、「なんか、ええな。真っすぐで」と思いました。思いを込め、一生懸命に書いた文字は必ず伝わるものです。

 17日の朝日杯オープン戦1次予選で、学生名人の東大1年藤岡隼太アマを破り、自身の歴代単独2位の公式戦連勝記録を「27」に更新し、歴代最多の神谷広志八段の28連勝にあと1勝と迫りました。

 勢いはとどまるところを知らず、30年破られなかった大記録へのカウントダウンが始まっています。タイ記録が懸かる次戦は21日、王将戦予選で若手実力者の澤田真吾六段(25)と対局します。

 「達心志」の意味は「心に思うことを果たすこと」。対局を重ねるたびに強くなる中学生棋士は周囲のフィーバーにも落ち着いています。「最終的にはタイトルを狙いたいですが、今は力を蓄える時期。それに専念したいです」。第2弾の扇子がつくられる日は近いかもしれません。

【松浦隆司】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)

 ◆村上久美子(むらかみ・くみこ) 大阪(泉州)生まれ。91年入社。関西の芸能社会を中心に取材。吉本興業、宝塚歌劇、短期間ながら阪神タイガースと、関西発の3大ホットコーナーをはじめ、NMB48まで、取材歴は20年以上。

 ◆松浦隆司(まつうら・たかし) 大阪生まれ。92年入社。関西を中心にスポーツ紙の社会面担当としてエロから政治まで、ダークサイドも含め取材歴は20年以上。和歌山毒物カレー事件、橋下徹前大阪市長は茶髪弁護士時代から取材。

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