乃木坂46の4期生最年長、田村真佑(21)が、発売中の最新シングル「しあわせの保護色」に収録されている4期生楽曲「I see…」について語ります。ポップなメロディーと元気いっぱいなミュージックビデオ(MV)が話題に。加入1年半の4期生たちも喜んでいます。【横山慧】

学生時代ソフトボール部でピッチャーを務めていたという乃木坂46田村真佑(撮影・河田真司)
学生時代ソフトボール部でピッチャーを務めていたという乃木坂46田村真佑(撮影・河田真司)

現在YouTubeで公開中の「I see…」のMVは、350万回以上再生されている。カップリング曲にもかかわらず、TBS系「CDTV」で32位にランクインするなど、大きな反響を呼んでいる。

「まさかこんなにたくさんの方に聴いていただけると思っていませんでした。実際に再生数が伸びていったり、『CDTV』にもランクインさせていただいたりして、すごくありがたいです。32位ですよね。しっかり覚えていますよ! 4期生の曲でランクインというのに驚きましたし、うれしかったので(笑い)」

4期生のメンバーたちも、「I see…」が大好きだという。

「今までの4期生の曲はかわいらしい曲が多くて、もちろんそれもいいんですけど、今回はがらっと雰囲気も変わりました。今までの曲のイメージが白だったら、『I see…』は原色。ポップな曲調なので、新しい4期生の色が見せられたのかな、と思います」

先月18日にMVがYouTubeで公開されるや、キャッチーなメロディーなどが話題に。瞬く間に「SMAP感が強い」などと拡散され、「SMAP感」のワードはツイッターのトレンド上位に入った。

「乃木坂のファンだけじゃなくて、幅広い方々に興味を持っていただけたのが本当にうれしいし、ありがたいです。そこから乃木坂全体のことをさらに知っていただけたら、もっとうれしいですね」

MVでは、センター賀喜遥香(18)の指示を受けた田村ら3人の黒子が、街中にいる他のメンバーたちの前に突然現れ、笑顔で踊るように促す。ラストは全員が元気いっぱいにダンスする。表情豊かな4期生のフレッシュさが絶妙にマッチしており、世間で暗い話題が続く中で、明るく光が差すように感じるファンもいるかもしれない。

「『みんなを笑顔にしたい』というコンセプト。もっと楽しもうよ、もっと笑おうよ、というメッセージが込められています。みんなで踊って、楽しんでいるところを見ていただけたらありがたいです」

18年11月に加入した4期生にとって、「I see…」は認知度を上げるチャンスとなりそうだ。加入から約1年半、選抜入りを果たした遠藤さくら(18)賀喜、筒井あやめ(15)らをはじめ、金川紗耶(18)は地元UHB(北海道文化放送)の新番組「いっとこ! みんテレ」(土曜午前10時25分)レギュラー出演が決まるなど、個々に活躍するメンバーも増えている。田村も4月から文化放送「レコメン!」で水曜日レギュラーパーソナリティーに就任した。

「この前(早川)聖来がヒロイン役で出ていた舞台『スマホを落としただけなのに』を観劇しました。聖来は普段関西弁なのに、舞台ではしっかり標準語でしゃべっていて、すごく努力したんだと感じてうれしかったです。4期生もソロのお仕事をいただく機会が少しずつ増えてきたので、乃木坂のことをもっと知ってもらえるように、私たちもっと頑張らないとな、と思います!」

学生時代ソフトボール部の経験を生かし素振りを披露する乃木坂46田村真佑(撮影・河田真司)
学生時代ソフトボール部の経験を生かし素振りを披露する乃木坂46田村真佑(撮影・河田真司)

◆田村真佑(たむら・まゆ)1999年(平11)1月12日、埼玉県生まれ。中学時代はソフトボール部に所属。18年8月に坂道合同オーディション合格、同11月に乃木坂46に4期生として加入。愛称「まゆちゃん」。158センチ。血液型A。

(4月7日付紙面に掲載したものです)