櫻坂46の守屋茜(24)と菅井友香(26)が、守屋にとってラストステージとなる「1st ANNIVERSARY LIVE」(12月9・10日、東京・日本武道館)へ意気込んでいる。欅坂46では菅井がキャプテン、守屋は副キャプテンを務め、苦楽を共にしてきた。グループ改名を経て“再デビュー”から1周年を迎えた2人が、率直な心境を語った。

櫻坂46の菅井友香(右)からもらったブーケを手に笑顔を見せる守屋茜(撮影・横山健太)
櫻坂46の菅井友香(右)からもらったブーケを手に笑顔を見せる守屋茜(撮影・横山健太)

-守屋さんのラストライブが迫ってきました

守屋 卒業発表をしてから1つ1つのお仕事が櫻坂として最後になっていって、卒業に向かっているんだなぁ、と感じています。

菅井 寂しくはなるんですけど、急にいなくなるんじゃなくて、こうやって1つ1つ実感しながら卒業していってくれるっていうのは、今まであまりなかったので。一緒に実感しながらお別れできるっていうのは、良かったなと思います。悲しいことじゃないんだな、って思っています。

守屋 ちゃんとその過程ができて良かったですし、(増本)綺良ちゃんとかは先に言っておかないと本当に大変なことになっちゃうので(笑い)。7月の「W-KEYAKI FES.」の帰りとかは、「来年も一緒にやりましょう!!」って、ずっと膝の上でスカートがびちゃびちゃになるくらい泣いてくれました。

-守屋さんはどんな存在でしたか

菅井 欅坂のころ、楽屋とかで雰囲気が暗くなってしまうこともあったんですけど、茜はいつも明るく話してくれるので、活気づけてくれました。櫻坂でも、女性らしく美しいという「美」の部分で引っ張ってくれたので、いなくなってしまうと本当に大変です。

守屋 すごい褒めてくれる(笑い)。ずっと替えの利かない存在でいたかったですし、欅坂は周りから見たら「最初から成功した」とか「下積みがない」とか思われる部分があったかもしれないですけど、大変な時もたくさんあったので…。それを出さないように支えようと思っていました。

櫻ポーズをする櫻坂46の守屋茜(左)と菅井友香(撮影・横山健太)
櫻ポーズをする櫻坂46の守屋茜(左)と菅井友香(撮影・横山健太)

菅井 特に一期生はいろいろなものを乗り越えたっていう仲間意識があって、こうして一緒に櫻坂になれてうれしいです。この1年は、順調に歯車が回って着実に1歩ずつ進めたという実感があります。

守屋 友香は櫻坂になってからもずっとキャプテンを続けていて、どう言葉で表したらいいのか分からないくらい尊敬します。櫻坂になってからは、前よりもやりやすそうな感じがしてる。これからも無理しすぎずに、自分のことを大切にしてほしいです。

菅井 ありがとう。うれしい…。今だからこそ笑って話せるけど、昔は、自分たちではどうにもできないんじゃないかと思うくらい、本当に大変なこともあったから。そのたびに2人で集まったりとかして、気持ちを分け合える茜がいてくれたのは大きかった。これからの人生のほうが長いし、もっと解放してやりたいことをやって、たくさん笑ってほしいです。

-櫻坂46も1周年、ライブへの意気込みを

菅井 櫻坂になってから1年の成果も、欅坂から頑張ってきたことも含めて全部の力を出したいです。茜とぺー(卒業を発表している渡辺梨加)が、ちゃんと笑顔で締めくくれるライブにしたいです!

守屋 今回初めての絶対にやりたいこともスタッフさんに伝えたので、気合が入ります。たくさんの方に見ていただきたいですし、今までで最高のステージにしたいです!【取材・構成=横山慧】

櫻坂46の菅井友香(右)からもらったブーケを手に笑顔を見せる守屋茜(撮影・横山健太)
櫻坂46の菅井友香(右)からもらったブーケを手に笑顔を見せる守屋茜(撮影・横山健太)

◆守屋茜(もりや・あかね)1997年(平9)11月12日、宮城県生まれ。15年8月、欅坂46に一期生として加入。愛称「あかねん」。163・5センチ。血液型A。

◆菅井友香(すがい・ゆうか)1995年(平7)11月29日、東京都生まれ。15年8月、欅坂46に一期生として加入。愛称「ゆっかー」。165センチ。血液型AB。