「冠婚葬祭入門」の著者で茶道家の塩月弥栄子(しおつき・やえこ)さんが8日午前10時20分、老衰のため横浜市青葉区の自宅で死去した。96歳。京都市出身。葬儀・告別式は17日午前11時から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。葬儀委員長は河野洋平元衆院議長。喪主は長女熊谷栄美子(くまがい・えみこ)さんと次女五藤礼子(ごとう・れいこ)さん。
裏千家14代家元の長女。戦後、欧州などに渡り茶道を通じた文化使節として活躍した。1960年代にNHKのクイズ番組「私の秘密」の解答者として人気を得た。70年に、結婚、出産、葬儀のしきたりや年中行事の由来などを解説した「冠婚葬祭入門」を著し、現代版マナーの入門書としてベストセラーになった。女性の生き方や家庭の教育などについても提言するなど幅広い活動を続け、近年は自らの体験を踏まえたシニア世代の暮らし方に関する発言でも注目された。
91年、勲4等宝冠章を受章。裏千家淡交会顧問。裏千家の千玄室前家元は弟。




