昨年8月に自殺した俳優ロビン・ウィリアムズさん(享年63歳)が、「レビー小体型認知症(DLB)」と呼ばれる変性性認知症と闘っていたことを告白した妻のスーザン・ウィリアムズさん。さらに米ピープル誌のインタビューで、ウィリアムズさんの最後の日々について語った。

 重度の不安発作、幻覚、運動機能障害などの症状を患っていたウィリアムズさんは昨年5月末、パーキンソン病との診断を受けた。スーザンさんは「ついに答えが出た」と思うと同時に、何か腑に落ちないものを感じていたという。ウィリムアズさんはパーキンソン病の薬を服用し始め、瞑想、ヨガ、友人との夕食など通常の日常生活に戻った。

 治療と薬が効果を表しているかに見えた矢先の昨年7月、ウィリアムズさんがドアに頭をぶつけ、血を流すという事件が起きた。ウィリアムズさんは、身体の動きをコントロールできない自分に激怒していたようだ。精神科医を訪れると、近くで監視できる施設への入院を勧められ、ウィリアムズさんは大きなショックを受けていたという。スーザンさんは、「夫が自殺を考え始めたのは、この頃だと思う」と語った。

 夫妻はウィリアムズさんが自殺する2日前、映画を観に行くなど最高に楽しい1日を過ごしたという。ウィリアムズさんの様子がおかしいと感じることはあったか? との質問に、「夫はやはり俳優です。症状がよくなり、薬が効き始めたと思っていた。彼が眠っていなかったとしたら、私を気遣って隠していたのでしょう」と語った。

 最後の夜、寝る前にいつものお休みのキスをした後、ウィリアムズさんはウキウキした様子だったという。スーザンさんは、「彼は調子がよさそうで、書斎からiPadを持って来て、何かしようとしている感じだった。薬が効いていて、彼もすぐ眠るのだろうと思った。そして、彼を見たのはそれが最後でした」と語った。(ニューヨーク=鹿目直子)