俳優市原隼人(29)が16日、都内で、主演するWOWOW「ドラマW 双葉荘の友人」(19日午後9時)の会見に出席した。

 あるテラスハウスに引っ越してきた主人公のライターが、26年前に同じ部屋に住んでいた、見えるはずのない画家の幻影と出会い、交流する物語。

 会見で市原は自らの不思議な体験も紹介。「海外に行く機会が多かった時期があり、その時、金縛りがずっと止まらなかった。家に帰ってからも5分おきにあった。何かを連れてきてしまったかと怖かった。ある日、突然、なくなりましたけど。そんなに疲れていないのに何度もあって不思議でした」と語った。作品では幻影の画家と筆談でコミュニケーションをとる。市原は「筆談で演じる経験は初めて。間の取り方が難しかった」と語った。

 同ドラマは、昨年の「第8回WOWOWシナリオ大賞」で大賞を受賞した川崎クニハル氏の「双葉荘」を映像化した作品。プロ、アマを問わず、優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成と映像化を目的に創設された賞。この日は、第9回の大賞授賞式も行われ、「稲垣家の喪主」で大賞を受賞した小山ゴロさんも出席した。