渡辺謙(56)が26日、都内で行われた映画「追憶の森」(ガス・ヴァン・サント監督、29日公開)プレミアイベントに出席した。
自殺の名所として知られる日本の青木ケ原樹海を舞台に、米俳優マシュー・マコノヒー(46)演じる米国人アーサー・ブレナンが、渡辺演じる日本人ナカムラ・タクミとの交流を通じて、再生していく姿を描く。渡辺は、「実は、別のプロデューサーから東日本大震災の後に作るという話しがあったけれど、シリアスな題材だったので、それを背負えるほど心に余裕がないと、一度留め置いてもらっていました。一昨年に、監督が手を上げて、主演もマシューということで、ぜひ参加させてほしいと実現しました」と明かした。
作品については、「言葉にするのは難しいけど、今、この間から熊本でも大きな災害が起こってます。世界中で難民の問題、テロの問題もあって、どこに安住の地があるんだろうと、悩み続けなければいけない時代に差し掛かってると感じます。どこか追い立てられている中で、自分がいる場所を確認して、周りで誰が支えてくれているのか確認したり、その一瞬を立ち止まるための映画であるような気がします」と話した。
イベントでは、マシュー・マコノヒーからのビデオメッセージが流れた。撮影時の裏話などを披露する中、「ケン、今度双子の孫が生まれるんだって? ケンの血が受け継がれると思うと、うれしいよ」と、娘の女優杏(30)への思わぬ祝福を受けて、照れ笑いを浮かべていた。



