NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の29日の平均視聴率が22・9%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高は、4月27日と、6月8日の常子(高畑充希)が帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)にプロポーズされた回の24・6%。4月6日と同26日が20・7%と自己最低タイだった。平均視聴率は、初回からすべて20%を超えている。

 29日の回は、召集令状が来たことを明かした五反田(及川光博)は、常子に会社の印鑑を渡す。出征した社長(山口智充)からも、最後には常子に預けるように言われていたのだった。雑誌は休刊にし、常子はこれまでに出版してきた本を貸本にして出版社を維持することにした。

 それは「ささやかな気づかいが、生活の中の小さな幸せにつながる」と話していた恩師の東堂先生(片桐はいり)の言葉にもつながるものだった。

 小橋家では家の中に花を飾ったり、美子(杉咲花)は、端布で作った花をもんぺにつけてささやかなおしゃれを楽しんでいた。

 だが、それを快く思わない人もいた。日頃から厳しい隣組の組長と防火訓練の最中にぶつかってしまう。組長の息子も出征していた。「お国のために」という言葉で個人の生活が制限される世の中だった。