元ラグビー日本代表の大八木淳史氏(54)が理事長を務める学校法人芦屋学園(兵庫県芦屋市)に対して、同学園の元教頭・稲田信行氏が地位確認を求めている民事訴訟は、告訴から1年を経ても、いまだ非公開での主張、反論が行われる「弁論準備」が神戸地裁尼崎支部で続いており、次回期日は9月15日に設定されたことが17日、分かった。

 稲田氏側代理人によると「(公開の口頭)弁論再開への動きというより、書面での主張、やりとりが主なので、次回も非公開の弁論準備で決まった」といい、次回は大八木氏側の反論が提出される予定だという。

 訴訟騒動は昨年8月5日に、稲田氏が大八木氏を刑事告訴して発覚した。

 稲田氏は14年5月、大八木氏がかつて理事を務めていた業者に、年間約3000万で補習授業を外部委託しているとし、これを「不透明なやり方」などと指摘。昨年3月末に教頭職を解かれ、図書館事務長に異動したことを「不名誉な配置転換」として、同7月に芦屋学園を提訴した。

 同8月5日には脅迫罪で大八木氏を刑事告訴し、一方、大八木氏も稲田氏を名誉毀損(きそん)で刑事告訴するなど、告訴合戦へ発展。ただ、神戸地検尼崎支部は今年3月31日、双方の告訴をともに不起訴処分としていた。

 不起訴後も、民事上の係争は続き、終結が見えないままになっている。