「京都国際映画祭 2016」が16日に閉幕し、よしもと祇園花月では、東日本大震災のドキュメンタリー映画「残されし大地」がクロージング作品として上映された。
震災後の福島を題材にした、ベルギー人のジル・ローランさんの監督作。ローランさんは10年に日本人の鵜戸玲子さんと結婚した。13年から日本に住み、昨年8~10月に撮影。福島県富岡町に住み続ける親子や、農作物を作り続ける夫婦らの姿を追った。
ローランさんは撮影後、編集作業のためベルギーに帰国。今年3月22日、ブリュッセルでの地下鉄テロに巻き込まれ亡くなった。
この日は玲子夫人もトーク・イベントに出演。夫人は「あの日から半年あまり。今日は夫もここにいると思います。ずっと『どうして私1人、置いていっちゃったの』って思っていました。でも、今は補って余りあるごほうびをいただいた気持ちです」とあいさつした。
映画は来年春の日本公開が決まり、この日が日本初上映だった。トークイベントでは同映画祭の奥山和由総合プロデューサー、奥山氏からこの映画を勧められ感銘を受けた女優高島礼子も登壇した。



