「M-1グランプリ2016」決勝戦で初めて審査員を務めた博多華丸・大吉の博多大吉(45)が、背中を押されたダウンタウン松本人志(53)の言葉を明かした。

 大吉は7日放送のTBSラジオ「たまむすび」に出演。M-1審査員のオファーがあったのは、まだファイナリストが決まる前のことだったという。その時点では「やりたくない、ハッキリ言って。やったって誰も得しないし、僕が審査員なんておかしいし、そんなの嫌だ」とまったく乗り気ではなかったと明かした。

 それでも引き受けようと覚悟を決めたのは、以前に酒の席で松本が語っていた言葉に背中を押されたからだという。自分もお笑いコンテストの審査員はやりたくないという松本が、それでも引き受けている理由について「後輩のためや。自分が出ることによって松本人志の名前で(取り上げる)ネットニュースが一つでも増えて、一人でも多くの人が若手のネタを観てくれるんなら、俺はその役はやらなあかんやろ」と語っていたそうだ。

 大吉は「断ろうと思えば断れたかもしれないですけど。やっぱり、ああいう先輩の背中を見てますから、ここで逃げるのは男じゃないな、と」との思いから引き受けたことを明かした。