演歌歌手市川由紀乃(41)が24日、福島県国見町に5月にオープンした「道の駅」の一日駅長に就任した。11年の東日本大震災の後、キャンペーンで同町を何度も訪問。震災や原発事故でふさぎ込んだ多くの町民に元気を与えたとして、昨年7月に同町の「応援大使」に任命された。その後は、仕事で訪れる各地で町のPRを行っている。

 この日はカフェで販売する新メニュー「国見桃風」ジュースとスイーツの「市川桃乃(ハート)」の2種類の考案・命名も行い、ミニライブも実施。約500人の温かい声援を受けながら新曲「はぐれ花」など5曲を熱唱した。「皆さんの応援のおかげで、昨年は夢だった年末の大舞台に初めて立つことができた。今年もぜひ立ちたい」。2年連続のNHK紅白歌合戦出場への意欲を語った。【松本久】