歌舞伎俳優市川海老蔵(39)が25日、ブログで、22日に乳がんで亡くなった妻、小林麻央さん(享年34)の「みたまうつしの儀」を終えたことを報告した。長女麗禾(れいか)ちゃん(5)長男勸玄(かんげん)くん(4)も参列したとした。「みたまうつしの儀」は神習教による神道式の通夜に当たる。神習教は神道教派の1つで、明治時代に活躍した9代目市川団十郎が信仰して以来、成田屋に代々続いている。

 帰宅した海老蔵は、ブログで、この日千秋楽を迎えた自主公演「ABKAI 2017」で共演した俳優山田純大(44)の訪問を受けたことや、友人の騎手福永祐一(40)も来てくれることを明かし「うれしすぎるよ」と、友人たちに感謝した。また麻央さんの姉、小林麻耶(37)らが麗禾ちゃん、勸玄くんのために歌舞伎ごっこをやってくれた様子も記した。題材は「ABKAI」と思われ、山田が麗禾ちゃんを肩車する写真などを掲載。麻耶は足柄金蔵を担当したようで、子供たちのために気丈にふるまっている様子がうかがえた。海老蔵は「本当にありがとう みんなの愛が凄まじい」と感謝した。

 「ABKAI」千秋楽には前日に続いて麗禾ちゃんが通行人役で出演し、大きな拍手を受けた。海老蔵は23日の昼公演と夜公演の合間に会見したが、全公演を気丈に務め上げた。ブログに「あらためてすごい妻を天から授かったのだと、おもうばかり」とつづった。