米歌手マライア・キャリー(47)が、撮影現場でのわがままが原因で出演シーンがカットされたことが明らかになった。キャリーは30日公開の映画「ザ・ハウス」で本人役であるシーンに出演する予定だったが、過度な要求や態度の悪さで現場を混乱させ、結局そのシーンはカットされたことを共演者が暴露した。

 トーク番組に出演した主演の俳優ウィル・フェレルが、キャリーが大遅刻して現場入りしたことを明かし、最終的には姿を見せたけどいろいろあったと語り、現場でのトラブルを示唆。フェレルの発言を受け、共演のセドリック・ヤーブローもフェイスブックでキャリーの態度を批判。髪をなびかせるために高いところから大型の扇風機を回すよう指示したり、遅刻したキャリーの穴埋めに代理の女性を使って撮影していたところ、現れたキャリーは「ダーリン、私はそういう風にはやらないの」と拒否したことなどを赤裸々に語った。

 「プロ意識に欠ける」と酷評されたキャリーは、別の共演者にもラジオ番組で1日の撮影のために自分のトレーラーを白いバラと羊のぬいぐるみで埋め尽くすよう指示したと暴露されるなど、わがままなディーバぶりがメディアを賑わせている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)