俳優砂川啓介(さがわ・けいすけ)さん(本名山下啓一=やました・けいいち)が11日午前4時10分、尿管がんのため都内の病院で亡くなっていたことが18日、分かった。80歳だった。砂川さんはアニメ「ドラえもん」の声で知られる妻大山のぶ代(83)の認知症を公表し、介護していた。

 ◆砂川啓介(さがわ・けいすけ)1937年(昭12)2月12日、東京生まれ。成城高在学中に芸能活動を始め、映画「足摺岬」などに出演。61年からNHKの子供番組で「たいそうのおにいさん」として活躍し、67年にドラマ「意地悪ばあさん」に万年役で出演。80年に青島幸男、古今亭志ん馬の後を継いで、「お昼のワイドショー」の司会を務めた。夫婦の著書「啓介・のぶ代のおもしろ酒肴」は100万部のベストセラーで、01年に「カミさんはドラえもん」を出版。