ドナルド・トランプ米大統領が就任して1年を迎えた20日、ロサンゼルスで行われたトランプ政権への抗議デモに参加した女優スカーレット・ヨハンソン(33)が、セクハラ騒動の渦中にいる俳優ジェームズ・フランコ(39)を批判した。

 今月7日に行われたゴールデン・グローブ賞授賞式にセクハラ被害者を支援する基金「タイムズアップ」のピンバッチをつけて出席したことをきっかけに過去に複数の女性に対してセクハラ行為を行ったことが暴かれたフランコに対し、「見えないところで力のない人を虐待しておきながら、どうして堂々と性的暴行の犠牲者を支援する団体をサポートできるの? そのピンバッチを返してほしい」と壇上でスピーチ。直接名前は出さなかったものの、後に強い口調で糾弾した相手はフランコであったことを認めている。

 一方で、ヨハンソンは過去に何度もタッグを組んできたウディ・アレン監督に対しては、養女に対して幼い頃から性的虐待をしていた疑惑が浮上した際に、「起訴されたり、有罪判決が下ったわけでもないのに、仮定の話をするのはおかしなこと」と擁護発言をしていただけに、ネット上では「偽善者」と批判する声も上がっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)