日本テレビは6日、前日5日に肺がんのため東京都内の病院で死去した、アニメーション映画監督の高畑勲(たかはた・いさお)さん(享年82)の訃報を受けて、「金曜ロードSHOW!」(金曜午後9時)の放送作品ラインアップを急きょ変更し、13日に高畑さんの代表作「火垂るの墓」(88年)を追悼放送すると発表した。

 「金曜ロードSHOW!」では、「火垂るの墓」をはじめ、「おもひでぽろぽろ」(91年)、「平成狸合戦ぽんぽこ」(94年)、「ホーホケキョ となりの山田くん」(99年)、「かぐや姫の物語」(13年)など、スタジオジブリ作品として公開された高畑監督の長編映画を長年、放送してきた。特に、遺作となった「かぐや姫の物語」は、11年3月に亡くなった氏家斉一郎日本テレビ元会長(享年84)が高畑さんの作品を心から愛し、「冥土の土産に新しい作品を作ってくれ」と新作の完成を心待ちにしたまま、かなわなかったエピソードが残されるなど、同局と高畑監督の縁は深い。

 番組サイドは「今回、番組として、心からの哀悼の思いと、感謝の気持ちを込めて、監督が第2次世界大戦当時の神戸を舞台に、懸命に生きようとした兄妹のいのちを描いた『火垂るの墓』をお届けいたします」とコメントを発表した。

 13日に放送を予定していた「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」は同20日、同日放送を予定していた「パシフィック・リム」は放送日が決定次第、公式ホームページやSNSなどで発表する。