郷ひろみ(62)が25日、東京・恵比寿アクトスクエアで行われたディスコイベント「Dynasty Tokyo Surfer’s Night」にサプライズ出演し、新曲「恋はシュミシュミ」(5月16日発売)を披露した。

 会場には、40~60代中心の600人の“ディスコ世代”が駆けつけた。イベントの「チークタイム」の途中に、新シングル収録の「MIRROR BALL FANTASY」が流れ、郷が登場。大歓声に迎えられた。80年代のディスコ風サウンドの「恋はシュミシュミ」は、サビで両手を上下させる「恋シュミダンス」が特徴。早速振り付けを指導すると、ノリノリで同曲を初披露した。

 観客との距離も近く「こんなに近いのはNHKの『のど自慢』以来かな」と笑顔を見せ「2年前くらいからディスコの曲をやると決めていた。ダンスもいい反応をしてくれてうれしい。誰でも踊れるのは狙いだし、踊りたいという気持ちをくすぐっていきたい」。

 イベント後は、ディスコの思い出についても取材陣に明かした。かつて、家族ぐるみで親交があった故勝新太郎さんとディスコに訪れたことがあったといい「いきなり『ひろみ、真ん中で踊れ』って言われてね。スポットライトが1番当たるところで踊って、周りの『え? え?』という反応を、勝さんは見てうれしそうにしていたんです。でも真ん中で踊るのは気持ちよくて、今日はその時を思い出しました」と笑顔を見せた。

 また、今月来日公演を行ったブルーノ・マーズのライブも鑑賞したといい「才能はもちろんだけど、とてもメロディアスだった。どの国でも、やっぱり歌を聞きたいと思っているんだと思いました」と刺激を受けた様子。「新曲もアップテンポだけど、メロディーもしっかりしているし、シュミシュミとか歌詞もキャッチーで歌謡曲のど真ん中をいっている。『郷ひろみなら、これ!』というのを大切にしたいし、これからも歌っていきたい」と話した。