2日に慢性閉塞(へいそく)性肺疾患で亡くなった落語家桂歌丸さん(享年81)の葬儀が10日、横浜市の葬祭場で営まれ、三遊亭円楽(68)ヨネスケ(桂米助=70)ら約50人が参列した。家族葬で営まれ、市内斎場で荼毘(だび)に付された。関係者によると、歌丸さんは気に入っていた緑色の着物を着て、ひつぎには渓流釣りのさお、愛用の扇子、手ぬぐいが納められた。

 法名は「眞藝院釋歌丸(しんげいいんしゃくかがん)」。11日は横浜・妙蓮寺で椎名家と落語芸術協会との合同の告別式が執り行われる。落語芸術協会最高顧問で歌丸さんの師匠桂米丸、林家木久扇らが弔辞を読み、三遊亭小遊三、歌舞伎俳優中村吉右衛門があいさつする。