女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の19日に放送された第94話の平均視聴率が21・8%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話と鈴愛が秋風塾を辞め新展開となった82話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、涼次(間宮祥太朗)が見つけたという新居は、100円ショップ大納言のオーナー、三姉妹の家の離れだった。新婚生活を楽しみにしていた鈴愛(永野芽郁)は、個性的な藤村光江(キムラ緑子)、藤村麦(麻生祐未)、藤村めあり(須藤理彩)を紹介され、圧倒される。

 一方、鈴愛が新居のためにと貯めていたお金を、涼次が使い込んでいたことが発覚する。鈴愛に問い詰められた涼次は、製作がとまっていた祥平(斎藤工)の最新作製作に当てたと打ち明ける。

 そして2人は藤村家で最初の朝を迎える。涼次は鈴愛に、部屋にある1つの箱の中身を、「見ちゃダメ、開けちゃダメ」と言って、仕事に出る。