2週間前、イタリアのサルデーニャ島でスクーターを運転中、衝突事故でケガを負った俳優のジョージ・クルーニー(57)が、ローマでロケが再開された新作「Catch-22」の撮影セットで、元気な姿をキャッチされた。

 米情報サイトTMZは20日、自ら監督、主演を務める同ミニシリーズの撮影を再開したクルーニーが、セット内を素早く歩き回っているビデオを公開。事故直後は、ケガを負った片脚をひきずるように歩いていたのが、ウソのように回復し、小道具を支障なく持ち上げる姿も映っている。

 クルーニーは時速96キロで走行中、突然、目の前に飛び出して来たメルセデス・ベンツのセダン車に衝突。約6メートルほど跳ね飛ばされ、ヘルメットは粉砕した。骨盤へのわずかな外傷と、腕と脚に打撲を負い、病院に搬送されたが、検査後すぐに帰宅している。

 まさに九死に一生を得たとも言える事故から数日後、足元もおぼつかない様子で自家用ジェット機に乗り込む姿が目撃されていたが、どうやら無事に回復したようだ。(ニューヨーク=鹿目直子)