病的なまでの激ヤセぶりに重病説も流れるジョニー・デップ(55)が、健康問題に関するうわさを否定していることが分かった。

 数カ月前、自らのバンドを率い、公演先のロシアを訪問したデップだが、ガリガリにやせ細った姿をキャッチされたことから、ファンの間で、心配する声が上がり始めていた。

 元資産管理会社との訴訟問題などで心労が絶えないことなどが原因とも報じられていたが、米情報サイトRadarOnlineによると、デップは元妻アンバー・ハード(32)が、デップにDV被害を受けたとの主張を世間に広めたことが、心に重くのしかかっていると主張しているという。

 15年に結婚した2人だが、ハードは16年5月、デップに暴力を振るわれたとして、突然、離婚を申請。泥沼の離婚劇が大々的に報じられたが、数カ月後、示談となり離婚が成立した。ハード側はデップから家庭内暴力を受けたとの主張を取り下げ、700万ドル(約7億7000万円)の和解金を手にした。

 しかしデップの友人らによると、ハードがデップに殴られた証拠写真として、顔にあざができた写真をネット上で広めたため、デップはそのイメージの払拭(ふっしょく)に苦労しているという。デップは友人らに「自分は病気ではない。ただ誹謗(ひぼう)中傷が、根も葉もない誤りであることを証明しようと闘っているだけだ」と話しているらしい。

 皮肉なことに、デップとハードは最近、サンディエゴで開催されたコミック・コンベンションで、別々のプロジェクトのPRのために出席。危うく鉢合わせするところだったが、お互いに距離を取り合っていたという。(ニューヨーク=鹿目直子)