19歳の頃にレイプされたことを数年前に告白し、世間を驚かせたレディー・ガガ(32)が、その忌まわしい過去が現在にどう影響しているかについて、赤裸々に告白した。

ヴォーグ誌10月号の表紙を飾ったガガは、インタビューで、「そのことを誰も知らなかったわ。私の脳から消し去ろうとしていた。それがついに表面化した時は、巨大で醜いモンスターみたいだった。それでも、癒やされるためにはモンスターと向き合わなくちゃいけないのよ」と語った。

2014年に米ラジオ番組でレイプについて告白し、その2年後の米トーク番組のインタビューでも、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていることを明かしたガガ。

今回のインタビューでは、過去を公にした理由について、「精神障害に苦しみ、大きな痛みを感じていたけれど、そのことを誰も知らなかった。でも、世間にウソをつき続けたくなかったから、PTSDについて話したの」と語った。

PTSDの症状とは、今後も向き合っていかなければならないというガガは、その苦しみについて、「息をするのも困難で、全身がけいれんし、泣いてしまうの。レイプのトラウマに苦しむ犠牲者は毎日、そんな感じなのよ。惨めだわ」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)