俳優織田裕二(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「SUITS/スーツ」(月曜午後9時)の22日放送の第3話の視聴率が、10・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と23日、分かった。前週の11・1%より0・8ポイントのダウンとなった。

初回からの視聴率は14・2、11・1%だった。

織田が演じるのは、勝利のためなら手段を選ばないスーパーエリート弁護士・甲斐正午。相棒のニセ弁護士をHey!Say!JUMP中島裕翔(25)、弁護士事務所ボスを「東京ラブストーリー」以来27年ぶりの共演の鈴木保奈美(52)が演じる。原作は同名の米国の大ヒットドラマ。

織田と中島は初共演。年齢は、織田がちょうど倍だ。織田は「もう連ドラの主役なんて体力的にできないだろうと、いつも思いながらここ何年か来ているので。彼の体力がうらやましい(笑い)。パッと芝居をやったときもキレがありそうだし、2人のお芝居がバディものなので、そういう呼吸が合わないといけないと思う。それぞれ、何をするときも世代間ギャップが出てくるだろうから、いろいろ勉強になるんじゃないかなと楽しみなんです」。中島は「めちゃくちゃ緊張してたんですけど、優しく受け止めてくださいました。『すごく頼りにしている』というお言葉もいただいて。大丈夫かなと緊張しながらも、今は胸を借りるつもりでいます」と話している。

第3話では、甲斐(織田)は、一緒にクライアントの元へ行きたがる鈴木大輔(中島裕翔)に、必要ないと言い放つ。甲斐に同行することはおろか、会議への参加も認めてもらえない大輔は、パラリーガルの聖沢真琴(新木優子)に、仕事が欲しいと愚痴をこぼす。それを聞きつけた、甲斐の同僚でライバルの弁護士・蟹江貢(小手伸也)は、大輔を外に連れ出す。

甲斐は、社長の加宮忠が急死した老舗時計メーカー『KAMIYA』を訪れていた。KAMIYAでは、娘の静佳(東風万智子)と取締役の安楽孝志(久松信美)が葬儀を巡ってもめていた。

そのころ大輔は、総合格闘技の道場で蟹江のスパーリング相手を務めていた。そこに、世界的なゲームメーカー『BPM』のCEO兼チーフクリエーター・藤ケ谷樹(柳俊太郎)がやってくる。蟹江の狙いは、ハーバード大学で藤ケ谷と同期だった大輔を利用して自分を売り込むことだった。偽の経歴に成りすましている大輔は困惑するが、藤ケ谷はハーバード入学直後にゲームが売れ始めて授業どころではなかったことを知り胸をなでおろす。

甲斐は、社長が亡くなる前から安楽たちが国内工場を閉めて東南アジアに生産拠点を移そうと暗躍していたことを知る。そして、安楽が新社長に任命される前に、他の社長候補者を見つけようと動きだす。