観月ありさ(42)主演舞台「悪魔と天使」が19日に神奈川芸術劇場で開幕する。18日、同所で公開舞台げいこ前に、観月ら出演者が取材に応じた。

12日に心不全のため亡くなった女優市原悦子さん(享年82)が声で出演予定で、今月に収録予定だった。観月は「みんな市原さんの声が聞けるのを楽しみにしていました。残念です」と唇をかみしめた。15年、市原さんと同じ朗読劇に出演していたが、共演機会はなかったという。「あの時、ちゃんとご一緒できていれば良かったな、勉強になったのではと、心残りがたくさんあります」。さらに「市原さんはこの作品の脚本を読んで『『天の声』をやりたい』とおっしゃっていた。夢はかないませんでしたが、天から見守ってくださっているのでは」と話した。

市原さんに代わり、天の声を務める黒田こらん(45)は「16日の朝、市原さんにお別れのごあいさつをしてきました」と切り出した。「安らかに眠っていて、生きているのかなって。まさに『天の声』そのもの。いかにもセリフをしゃべり出しそうでした」。

市原さんと2時間ドラマや2人芝居などで共演経験のある佐藤B作(69)は「2時間ドラマでは愛人関係だったこともありました。手を抜かない方で、現場では生傷だらけでした」と振り返った。思い出について「妥協しない方でしたね。タクシーで慌てて降りる芝居で、僕が間違って、お金を落としてしまったんですよ。(スタッフからは)もう1回撮り直しと言われたのですが、市原さんは『慌てるお芝居なんだから、もう1回、落としてください』と言われました」振り返った。さらに「自宅にはけいこ場があって。芝居一筋でしたね。凜(りん)とした姿が忘れられない」と故人をしのんだ。

ほか、白石隼也(28)高島礼子(54)野村宏伸(53)らが出席。