NGT48を今年5月に卒業した菅原りこ(18)が、芸能事務所「エイベックス・マネジメント」に所属することが9日までに決まった。このほど日刊スポーツの取材に応じ、新天地での飛躍を誓った。

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菅原の新天地は、沢尻エリカ(33)やAAA、川栄李奈(24)らが所属するエイベックスに決まった。「こんな未熟な人間が、川栄さんやAAAさんなど、偉大な方がたくさんいらっしゃるエイベックスさんに決まって、新たな気持ちで頑張れたらと思います。イメージは『ドーン』っていう、力強いイメージです」と笑顔で語った。

昨年12月に暴行被害に遭い、同時にグループを卒業した山口真帆(23)に、長谷川玲奈(18)とともに寄り添ったメンバーだった。「NGTで学んできたことを、違う世界で生かしていきたいと思いました。さっぱりと一皮むけますという気持ちで、頑張っていこうと決めました」。

卒業後、山口は研音に、長谷川は声優事務所クロコダイルとそれぞれ所属事務所が決まり「みんなでおめでとう、と言い合って喜びました」。

天然キャラで、ほんわかとした雰囲気の持ち主だが、NGT48に加入前から習っていたダンスや歌に定評があった。18年5月に堤幸彦氏の責任演出で行われた舞台「ロミオ&ジュリエット」に出演したことで演技への欲も芽生え、今後はマルチに活躍できる女優、タレントを目指して、レッスンに励むという。「目標は川栄さん、武井咲さん、浜辺美波さん、白石聖さんのように、華があってすてきな方になることです」。

また現在は、ミニバイクの免許も取得中といい「出川哲朗さんの(テレビ東京系)『充電させてもらえませんか?』とか、おこがましいのですが出てみたい。父がバイク好きで、ハーレーにもいつか乗ってみたいので、今は腕立てとか筋トレもしています!」。

NGT時代の目標は「ソロコンサートを開催すること」だったが、その夢も諦めていない。「かなえられないままグループを辞めてしまったことは申し訳ない気持ちでいっぱいで、新潟の皆さんにも申し訳なくて、迷惑かけたと思うので、そういう意味でも、変わった私を、全国の皆さんに知っていただけるように頑張っていきたいですし、ファンの皆さんと前進していきたいです」。

アイドル時代は、地元・聖籠町の名産で、大好きな「さくらんぼ」キャラだったが「今後は、出す時と出さない時があるかもしれません…辞めるのは、さくらんぼに申し訳ないので(笑い)。いつか佐藤錦のようになれるように頑張ります」とはにかんだ。

◆菅原(すがはら)りこ 2000年(平12)11月23日、新潟・聖籠町生まれ。15年8月にNGT48の1期生としてお披露目。16年1月にチームN3に昇格し、18年7月からチームG。今年5月に同グループを卒業。最近は外国人のインスタグラムを見るのがマイブームで「最近少しずつ英語も学び始めました。将来はニューヨークに住んでみたい」。愛称「りったん」。155センチ。

○…古巣となったNGTについて、菅原は「私たちを導いてくれたグループです。地域密着型で、いろいろな大使をやらせていただいたり、勉強にもなりました。新潟の方々と力強く、みんなで笑顔で活動できる日がくることを祈ってます。私もそこで育った1人なので、ずっと応援していきたいです」と話した。