俳優三浦春馬(29)主演のフジテレビ系連続ドラマ「TWO WEEKS」(火曜午後9時)の17日放送の最終回の視聴率が7・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。前回の6・7%から1・0ポイント上昇した。

視聴率は初回から8・4%、5・9%、6・4%、5・4%、6・2%、6・2%、6・1%、6・0%、6・7%だった。

関西地区は12・3%で、前回10・5%から1・8ポイント上昇して全放送回の中で最高の視聴率を記録した。

三浦が演じる結城大地は、8年前に殺人未遂容疑で捕まり、5年間服役した過去を持つ。人生に希望を持たず、毎日を刹那的に過ごしていた。ある日、結城が店長をしている質店に、かつて別れた元恋人の青柳すみれ(比嘉愛未=33)が現れる。結城との間に8歳になる娘のはな(稲垣来泉=8)を産んでいたこと、はなが白血病であることを告げられる。検査の結果、骨髄が適合して、結城は正式にドナーとなる。だが、その直後に、策略によって結城は殺人のぬれぎぬを着せられて逮捕されてしまう。はなへの移植手術は2週間後…。結城は警察の隙を見て護送車から脱走した。

最終回では捕らわれの身になった、すみれ(比嘉)の救出に奔走する結城(三浦)を横目に、柴崎コーポレーション社長の柴崎要(高嶋政伸)は、はな(稲垣)を病院から連れ出し監禁。結城が苦しむ姿を楽しむかのように、元恋人と娘、どちらを助けるか選べと迫る。しかし当然、結城には大切な2人の命を天秤(てんびん)にかけることなどできない。答えを出せない結城は苦悶(くもん)の表情を浮かべ、その場に立ち尽くしてしまう。するとそこへ、スミレの婚約者の刑事・有馬忠海(三浦貴大)から連絡が。「お前は、はなのところへ行け」。その言葉に背中を押された結城は、すみれを有馬に託し、はなの元へ急ぐ。警察もまた、検事の月島楓(芳根京子)の証言をもとに柴崎の逮捕に動きだし、黒幕の国会議員・久我早穂子(黒木瞳)のもとにも大勢のマスコミが押し寄せる。

柴崎の元へ連れて行かれた結城。「お前が一番苦しむ方法でお前を殺す」と宣言した柴崎は、はなを殺すように殺し屋の灰谷(磯村勇斗)に命令する。灰谷の持ったナイフがはなに突き刺さろうとした瞬間、灰谷はそのナイフをテーブルに突き刺す。「俺は子供は殺さない」と、初めて柴崎に反抗する。ここで灰谷が、柴崎と愛人との間に生まれた子供だった衝撃の事実が明らかになる。結城の目の前で、その娘のはなを殺そうとする柴崎に、「あなたは一度でも俺のことを息子だと思ったことがあるか」と問いかける。しかし柴崎は灰谷をナイフで刺して「ない」とだけ答える。柴崎がはなにそのナイフを振りかざすと、灰谷は命がけで止めて結城たちを逃がす。

柴崎は、結城とはなが逃げ込んだ場所へたどり着き、直接対決。ケガを負った結城と死闘を繰り広げ、柴崎は自分の足にナイフが刺さってしまい動けなくなる。その現場に、楓や有馬たちが追いつき、柴崎は捕まる。

はなの手術が無事に終わる。すみれとはなをずっと大事に思っていた有馬は、2人が幸せになれるように自ら身を引く。だが、結城は「きちんと胸を張れる父親になって再びはなの元に戻ってくる」と去っていく。最後は、はなの「パパ!」という声に笑顔で振り向く結城の姿で終わった。