男性8人組K-POPグループ、Stray Kids(ストレイキッズ)が3日、東京・代々木第1体育館でファンクラブ限定ライブを開催し、来年3月にベストアルバムをソニー・ミュージックから発売して日本デビューすることを発表した。2PM、TWICEらを輩出した大手芸能事務所JYPエンターテインメント所属で、平均年齢19・6歳の次世代アーティストが満を持して飛び立つ。

終盤、リーダーのバンチャン(22)が「なんと僕たちStray Kidsが、2020年に、日本で正式にデビューしま~す! ウソじゃないです!」と伝え、「デビューが決まって気持ちが引き締まりました。これからもメンバー一丸となって走り続けます!」と宣言。8000人から大歓声を浴びた。

17年に韓国のサバイバル番組を経てメンバーが選抜され、昨年3月にアルバム「I am NOT」でデビュー。今年1月からはK-POPグループ史上最速となるデビュー1年足らずでのワールドツアーを行い、12都市13公演で8万人以上を動員した。メンバー全員が楽曲制作や作詞・作曲を手がけるなど、アイドルの枠を超えた才能も魅力。韓国で最も注目されている若手グループの1つだ。

この日は、人気曲「District 9」などを披露した。ハン(19)は「デビューも決まってうれしさ100倍です。これからたくさんすてきな曲作りをします。愛してま~す!」と叫んだ。2PMやTWICEの弟分が、日本の音楽界にも新風を吹かせる。

◆Stray Kids 韓国出身の6人と、オーストラリア出身の2人から構成される8人組グループ。愛称は「スキズ(SKZ)」。ファンの通称は「STAY(ステイ)」。昨年から今年にかけて、韓国の音楽関連の新人賞10冠を獲得。今年9月開催のパシフィコ横浜国立大ホールでのライブには、4000の客席に対して10倍を超える応募があった。