昨年大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」第2部(午後9時)の平均視聴率が関東地区で37・3%(関西地区36・2%)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。第2部での37・3%は紅白史上最低の数字。18年の41・5%から4・2ポイントダウンした。関西地区は18年の40・5%から4・3ポイントダウンした。

第1部(午後7時15分)は34・7%(関西地区31・9%)だった。

昨年の紅白歌合戦は、竹内まりや(64)菅田将暉(26)らが初出場し、同様に初出場の日向坂46と、乃木坂46、欅坂46の3ユニットが合同パフォーマンスを初披露するなどして盛り上げた。さらに、ビートたけし(72)も歌手として初出場し自身で作詞作曲した「浅草キッド」を情感たっぷりに歌唱。最後は嵐が2年連続3度目の大トリを務め、令和最初の紅白を締めくくった。

一方、41・5%を記録した18年第2部はサザンオールスターズが究極の大トリを務め、紅白のラストを、松任谷由実ら全出場者と一体になって盛り上げて、17年の39・4%から40%台に回復する大きな要因になった。