King&Prince永瀬廉(20)が、映画「弱虫ペダル」(三木康一郎監督、8月14日公開)に主演することが17日、分かった。累計2500万部突破の大人気コミック初実写映画化。熱い青春ストーリーを描くべく、気合十分に自転車練習に臨んでいる。

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原作は08年から「週刊少年チャンピオン」で連載されている同名漫画。これまでアニメや舞台、小説、ドラマなどさまざまなメディアで展開されており、今回満を持しての初実写映画化となる。永瀬は、自転車競技部に入部するアニメ好きの高校生、小野田坂道を演じる。「すっかり原作とアニメにハマり、気づくと朝になっている日々が続いています。時間を忘れさせるくらい面白い、素晴らしい作品に出演できてとても光栄です」と喜んだ。

King&Princeとして18年5月にデビューし、たちまちブレーク。ジャニーズの次世代を担うと期待される人気アイドルの1人だ。寺西史プロデューサーは「坂道の持っている一生懸命さ、明るさ、そしてしんの強さ。描きたいと思っていた主人公が永瀬さんの中にありました」と起用理由を明かした。永瀬の良きライバル今泉俊輔は伊藤健太郎(22)、自転車競技部のマネジャーで永瀬の才能を発見する寒咲幹を橋本環奈(20)が演じる。

永瀬は昨年末のNHK紅白歌合戦など多数の音楽番組や、舞台出演の合間を縫って、自転車練習をスタート。2回目の練習では指導のもとで時速40キロ近くのスピードを出し、3回目では山道を全力疾走するなど、ストイックに努力を重ね、来月から開始予定の撮影に備えている。「時間を忘れさせるような作品にしたい。僕も弱虫にならないように自転車練習を頑張っていますので、ぜひ楽しみにしていてください」と笑顔で呼びかけた。

◆「弱虫ペダル」 渡辺航氏の大人気スポーツ青春漫画が原作。運動が苦手で友達がいないが、千葉から秋葉原にママチャリで通う小野田坂道は、あることをきっかけに自転車競技部に入部し、思わぬ才能を発揮していく。初めて出会ったかけがえのない仲間たちとのために、自分の限界や壁を越え、レースでともに走る喜びを見いだしていく。

◆永瀬廉(ながせ・れん)1999年(平11)1月23日、東京都生まれ。11年ジャニーズ事務所入りし、関西ジャニーズJr.として活動。15年から家族の転勤で東京に移住。174センチ。血液型O。