女優の三吉彩花(23)古川毅(19)大谷凜香(20)が23日、大阪市内で九州に実在する心霊スポットを舞台にしたホラー映画「犬鳴村」(清水崇監督、2月7日公開)の舞台あいさつに登壇した。

三吉が演じる主人公の臨床心理士、森田奏の周辺で不可解な変死が続き、「入ったら戻れない」という旧犬鳴トンネルが関係していると判明。謎を突き止めるために犬鳴トンネルへ向かう。

三吉は「日本のホラー映画は、じめっ~、じっと~と来る。犬鳴村もけっこうじっ~と、しています」とPR。これまでの恐怖体験を質問されると、「ありましたよ」とニヤリ笑い、続けた。

高校時代、所属事務所の女子寮に住んでいた。「芸能とかやっている人たちのところに、そういう念を持った、(霊が)集まりやすいと。『出るよ』って言われていた」。スタジオの四隅には盛り塩が置かれ、自室の水回りには塩を置いていた。

ある日の午前3時すぎ、寝ていた三吉は、廊下から聞こえてきた「激しい音」に起こされた。

「金属音のようなガンガン、ガンガン…。ずっと鳴りやまなかった」。2つ隣の部屋の友人に電話すると「『私も聞こえる…』。でも三吉の部屋のほうが音が近いと思うよ」。怖くて、ドアを開けることはできなかったが、音の「正体」は分からなかった。

女子寮の防犯カメラを調べてもらったが、何も映っていなかった。

三吉の恐怖体験に会場は静まり返り、隣にいた古川は「マジ…」と顔をこわばらせた。