NHKは27日、21年度前期の連続テレビ小説が「おかえりモネ」に決まり、ヒロイン永浦百音(ももね)を女優清原果耶(18)が演じると発表した。清原の朝ドラ出演は「あさが来た」「なつぞら」に続き3作目。百音は95年生まれ。宮城・気仙沼の島で育った。気象予報士をめざし猛勉強。東京の民間気象予報会社で鍛えられ成長。大型台風が町を直撃し、故郷の役に立ちたいと気仙沼に向かう決意をするストーリー。

新型コロナ感染拡大など先行きの見えない不安な時代に、希望ある未来を開いていく物語となる。脚本はドラマ「きのう何食べた?」などを手掛けた安達奈緒子さんによるオリジナル作品。清原は「あの時ああすれば良かった? なんて考えてしまうことも少なく無いような世の中で、力強く生きる彼女だからこそひらける空があるのではないかと思っています。気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい」としている。

タイトルの「モネ」は百音の愛称。今秋から撮影開始予定で宮城や都内でロケを行う。放送中の「エール」は6月末から放送を中断。次の「おちょやん」のスタートが遅れる可能性もあり、今作も21年春の放送予定となっている。

◆清原果耶(きよはら・かや)2002年(平14)1月30日、大阪府生まれ。15年NHK朝ドラ「あさが来た」で女優デビュー。17年映画「3月のライオン」で注目される。18年NHKドラマ10「透明なゆりかご」でドラマ初主演。映画「愛唄-約束のナクヒト-」などで昨年「日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」新人賞を受賞。162センチ。