Kis-My-Ft2宮田俊哉(31)が今秋公開のアニメ映画「劇場版 BEM~BECOME HUMAN~」(博史池畠監督)で声優に初挑戦することが28日、分かった。

怪奇アニメ「妖怪人間ベム」の生誕50周年を記念して制作された新作テレビアニメ「BEM」の劇場版。迫害を受けながらも人助けをする妖怪人間ベム、ベラ、ベロの物語。宮田は、記憶を無くして人間「ベルム・アイズバーグ」として製薬会社で働くベムの同僚、バージェスを演じる。ノリの軽さの裏に秘密を隠した物語のキーパーソンだ。

ジャニーズ随一のアニメオタクとして知られる宮田は「うれしさとプレッシャーが半々でした」とオファーを振り返る。バージェスを「僕史上一番軽薄なやつです!」としつつ、お調子者を熱演し「見た方に『あいつむかつく』って言われたいです(笑い)」。

宮田は収録に備えてアフレコ現場を見学し、雑踏の話し声を再現する「ガヤ」にも参加。初挑戦とは思えない完成度の高い演技は監督らスタッフも驚くほどで、収録も予定より2時間早く終了した。宮田は「いろいろな方からアドバイスを頂いてちゃんと形になったと思います。その成果をぜひ劇場で確認してみてください」と自信を見せた。

◆「劇場版 BEM~BECOME HUMAN~」 1968年放送のアニメ「妖怪人間ベム」の舞台やキャラクターデザインを一新、19年にテレビ東京系で放送された完全新作アニメ「BEM」の劇場版。繁栄と貧困が運河を隔てて共存する街、リブラシティが舞台。ベムは街を裏で操る黒幕との激闘の末に妖怪人間の記憶を無くし、人間ベルムとして製薬会社「ドラコ・ケミカル」で働く。