18日に急逝した女性ロックバンド「赤い公園」のメンバー、津野米咲さん(享年29)が収録に参加していたJ-WAVE「SONAR MUSIC」(月~木曜午後9時)が19日、放送された。

津野さんは同番組の企画「第1回 ギタリストサミット」に登場し、音楽ユニット「MOROHA」のUK、シンガー・ソングライター崎山蒼志と共演した。

コーナーでは3人でギター談議を展開。津野さんは自身がギターを始めたきっかけについて語り、「小さい頃ピアノを習ってまして。でも途中で不真面目なのでやめて。家にギターがあったのでちょろちょろ弾くようになりました。本格的に始めたのは、高校で軽音部に入ってっていう感じ。部活で、っていうことでようやく練習するようになりました」となどと振り返った。

同コーナーは今月16日に事前収録され、津野さんにとっては生前最後の仕事だったとみられる。

パーソナリティーを務めるラッパー、あっこゴリラ(32)は番組冒頭で「今日はつらいことをお伝えしなければならないのですが、今夜番組に出演予定だった赤い公園、津野米咲さんの訃報が届きました」と声を震わせながら伝えた。元ドラマーという自身の経歴を振り返りながら「10年前、よく赤い公園と対バンしていて。対バンするたびに米咲ちゃんが私のドラムをほめてくれた。当時自分に自信がなかったから、それをいつもこころの支えにしていて」と感謝。「今回のことは個人的には受け止めて切れていないけれど、今日のギター特集は予定通りオンエアさせていただきますので、私も最後までがんばりたいと思います。リスナーのみんなも米咲ちゃんの最後の声を聞いていただけたら」と話した。

同番組の公式サイトでも津野さんの訃報に触れ、「津野さんの所属レーベル、マネジメントと協議の結果、事前収録していた出演パートは予定通りオンエアいたします。出演者・スタッフ一同、ご冥福をお祈りいたします」としていた。