シンガー・ソングライター川島ケイジが25日、都内で、「川島ケイジ ワンマンコンサート2020~Dear Music~」を行った。

観客入りのコンサートは8カ月ぶり。「僕もたまっていたので、今日は全部出し切ります!」と話し、惜しみない拍手が送られた。その拍手に「今日は拍手が気持ちいいですね」と笑顔。コロナ禍は配信でライブを行ってきたが、「やっぱりお客さんの前でやるのが気持ちいい。お客さんの前で歌えて幸せです」と喜びをかみしめた。

オリコンミュージックストアで22日に独占配信した新曲「シロヨヒラ」が、同サイトの同日デーリーランキングで、劇場アニメ「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」主題歌を抑えて1位を獲得した。同曲は川島が9歳の時に亡くなった父を思い、旅立つ者と残された者の思いを歌った楽曲だ。「この曲はみなさんにとってもいろんな景色を見せてくれる楽曲になると思います」とアピールした。

この日、約1時間半で新曲「シロヨヒラ」をはじめ、デビュー曲「夜の向こう側」やカバー曲「木蘭の涙」など全13曲を披露。ロックあり、大人の魅力で聞かせる曲ありで、川島の魅力を存分に感じさるライブとなった。

また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、客席はソーシャルディスタンスを確保し、会場は半数以下の約300人とし、1日2回公演として開催した。