有村架純(27)が26日、都内のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「花束みたいな恋をした」(土井裕泰監督、29日公開)公開直前イベントで、映画のタイトルにちなみ「花束みたいな出会いをしたい」と語った。

司会の笠井信輔アナウンサーからの「花束みたいな~をしたい?」という質問に、フリップに「出会いをしたい」と答えを書いたもので、有村は「ときめきのようなものに、出会い続けていきたい。作品、もの、人…自分の中で輝く、瞬間的な何かを」と語った。同アナは「ワイド番組担当で、つい恋愛にいってしまう」と苦笑いした。

「花束みたいな恋をした」は、91年の「東京ラブストーリー」、16年「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、17年「カルテット」など、連ドラの名作を数多く手掛けてきた脚本家・坂元裕二氏が、2020年の東京を舞台に書き下ろした最新作かつ、オリジナルでは初の映画脚本となる。京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った21歳の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)は、好きな音楽や映画がウソみたいに一緒で、あっという間に恋に落ち、大学を卒業してフリーターをしながら同居を開始。日々の現状維持を目標に就職活動を続けるも、いざ就職が決まると生活や現実が見えてきて、ぶつかり合い…そんな2人の忘れられない最高の5年間を描いた。

劇中では、麦と絹が家への帰り道を語り合うデートシーンがある。有村は「何か1番、キュンとするというか…帰り道がデートだったり、そういった、何て言うんでしょう…恋人と一緒に帰ると、こんなすてきな景色なんだという発見がある。まぶしいって思います」と笑みを浮かべた。そして「恋愛は、気持ちは豊かにしてくれるもの。悲しい、幸せ…個々にあるんでしょうけど。恋愛の醍醐味(だいごみ)をそれぞれの皆さんの中で感じてもらえたらうれしい。恋愛をしている2人の日記のような映画」と語った。