レスリング全国中学選抜でベスト8の経験がある“レスリングJK”のタレント山岡雅弥(16)が2日、日刊スポーツの取材に応じ、東京オリンピック(五輪)の日本代表にエールを送った。

Iカップ、92センチのバストを武器に芸能活動をしながら、競技も続けている。ファンという男子グレコローマンスタイル60キロ級・文田健一郎(25=ミキハウス)の銀メダル獲得を「お疲れさまでした」とねぎらうと、自身は現在ベスト16に残る「ミスマガジン2021」での健闘を誓った。

     ◇     ◇     ◇

山岡がレスリングに出合ったのは小学6年生の時。それまでは家族でウエークボードを楽しんでいたが、「4歳上のお兄ちゃんが高校でレスリングを始めて、ついていきました。高校生のクラブで交じって練習してました」と振り返った。

中学3年時に全国選抜でベスト8。「格闘技に全く興味がなかったんですが、始めてみたらすごく楽しかった」と魅了された。左手靱帯(じんたい)損傷、両足首捻挫と生傷も絶えないが「1人の競技だから自由にできるのが合っていたと思います。それでいて合宿とかも多く、人との関わりができるのも魅力です」。

東京五輪は「かわいくて強くて、メッチャ好き」という女子68キロ級のリオ五輪王者・土性沙羅(26)を応援していたが、まさかの初戦黒星。「やっぱりコロナで選手たちは調整が大変だったと思います」と思いやった。一方、男子の推し、文田はメダルを獲得。「大変な戦いの後は、大好きな猫で癒やされてくださいね」とねぎらった。他に「女子53キロ級の向田真優選手と50キロ級の須崎優衣選手、男子ではフリー57キロ級の高橋侑希選手とフリー65キロ級の乙黒拓斗選手に注目しています」と、すらすら名前をあげる本格派だ。

故郷の福岡から東京・原宿に遊びに来た際、現所属事務所にスカウトされ芸能界入り。「元々は人前でしゃべるのがすごく苦手。でもコロナ禍で試合がなくなったりして、自分を変えてみようと思って決断しました。先月に上京して、今はレスリングの練習場所を探しています」。斉藤由貴や中川翔子らを輩出した「ミスマガジン2021」ではベスト16に残っている。「五輪ともども、応援よろしくお願いします」と笑顔でアピールした。92センチIカップのバストは大きなチャームポイントだが「レスリングの時はメッチャ邪魔になりますね」と笑った。

将来の目標は女優で、憧れは長澤まさみ(34)だ。「長澤さんの独特の世界観が大好きです。スポーツ番組にも出てみたいです」と夢を語る。「レスリングは続けますが、けがをしないことが第一。3年後のパリ五輪は、2歳年下の妹が有望なので任せます」。レスリングJKとタレントの二刀流。異色の新星が現れた。【小谷野俊哉】

◆山岡雅弥(やまおか・みやび)2004年(平16)11月19日、福岡県生まれ。趣味・特技は映画観賞、絵を描くこと、ウエークボード、ダンス、マット運動。身長160センチ。スリーサイズはB92-W60-H92センチ。血液型B。