米FOXテレビの大人気コンテスト番組「ザ・マスクド・シンガー」の収録で、トランプ前大統領の弁護士を務めた元ニューヨーク市長のルディ・ジュリアーニ氏(77)が出演したことに抗議して審査員2人がその場を立ち去るハプニングが起きた。
米オンラインサイト、デッドラインが3日までに伝えたもので、俳優として映画「ハングオーバー!」シリーズなどに出演しているコメディアンのケン・チョンと歌手ロビン・シックが、ジュリアーニ氏が登場するや否や席を立ってスタジオを出て行ったという。
2019年に放送を開始した同番組は、顔が分からないようマスク付きの個性的なコスチュームに身を包んだ著名人やセレブが歌とパフォーマンスを披露して競うコンテスト形式の音楽番組で、覆面パフォーマーの正体を推理するのが売りになっている。
毎週1人が脱落し、正体をさらすことになっているが、ジュリアーニ氏がどのようなパフォーマンスを行ったのかや衣装など詳細は分かっていない。4人の審査員中残り2人はその場にとどまったといい、この回の放送は来月以降になると伝えられている。
ジュリアーニ氏は、トランプ氏が敗北した2020年の米大統領選を巡って「選挙が盗まれた」と虚偽発言を繰り返して物議を醸し、弁護士資格を剥奪されている。チョンとシックは、ジュリアーニ氏の一連の「虚偽かつ誤解を招くような発言」に抗議したものと見られている。
ジュリアーニ氏の登場は、2006年から09年までアラスカ州知事を務め、08年の大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン氏がクマの着ぐるみで登場して視聴者を驚かせて以来となる論争を呼びそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)




