司会者、エッセイスト楠田枝里子(70)が16日、都内で、日本補聴器工業会が主催する「聞こえのケア~会話を健やかに~」がテーマのトークセッションに出席した。
「今年70歳になりまして、よくここまで頑張って生きてきましたねと、すがすがしい気分なんです」と明るく言う楠田は、今後の夢について語った。
「2061年まで生きたい。109歳になっているんですが、次回のハレー彗星(すいせい)が見たいんです。前回はハワイや八ケ岳に行って観測しました。次回、ハレーをながめながらワインで乾杯する。そのワインも準備しているんです。ハレー特番に出演して、ゲストで出していただいて『前回はね…』と語ることができたら最高です。希望はどこまでも持っていないとね」と話した。
ハレー彗星は75年周期で地球に近づき、前回は1986年だった。
聞こえ、会話がテーマ。楠田はテレビ番組での司会時のトーンやリズムについて「いろんな時間帯の番組があるので、それぞれで適切なトーン、リズム感がある。このトーンで話して、時間帯に適切かと常に考えておりました。放送時間にオンタイムで見るようにして、生理感覚と私のしゃべりが合っているのかを見ていました」と振り返った。
さらに、自分のものまねをする人々にも言及。楠田は「私のものまねをしてくれる清水ミチコさんとか太田光代さんとかいますよね。自分でも笑っちゃう。『こんばんは、楠田枝里子です!』っていうのありますよね。あれはゴールデンの時間枠の音程なんです」と解説した。
補聴器は、祖父や友人たちが使用していたこともあり、子供のころから身近な存在だったし「(使用者にとって)補聴器は自分と世界をつなぐ希望。私も高齢者です。とっくに老眼になり、メガネがないと新聞も読めない状態です。間もなく補聴器も必要になってくるのではと思います。補聴器は私たちの生活を便利で豊かにしてくれる発明品だと思います」とした。
今後の補聴器への期待も語った。チョコレートへの造詣が深いことで知られている楠田は「雑踏の中などで、必要な声、音を選択するのをAIに助けてもらうのはできないでしょうか? 例えば、チョコレートというワードに反応して、増幅されてしっかり聞こえてくるということはできないでしょうか」などと話し、同席した医師や関係者から感嘆の声が上がっていた。



