宝塚歌劇団の花組公演「うたかたの恋」「ENCHANTEMENT(アンシャントマン)」が1日、兵庫・宝塚大劇場で初日を迎える。
花組トップ柚香光(ゆずか・れい)と、相手娘役星風まどかのコンビが主演。芝居では、オーストリア皇太子の悲恋を描いた名作に臨む。柚香は、開幕に先立つインタビューで、新年初日から舞台に立つ思いを語った。(取材・村上久美子)
◇ ◇ ◇
-正月に舞台に立つ喜び、気持ちは
柚香 1月1日から舞台に立たせていただけると、「よし、今年も仕事に命をささげるぞ」ってなりますよね。きゅっと帯を締めるような、襟をただすような…。よし、今年も精いっぱい務めるぞ! っていう気持ちになりますね。
-新年を迎えるにあたって、感じることは
柚香 やはり、すがすがしくなりますよね。1年の初めって。自分の血を洗い流すような(笑い)。身の引き締まる思いとともに、心が洗われるような。あのお正月の、肌寒くて、少しピーンとはりつめた空気っていうのは、すごく好きでして。神社とかに入った時、空気が清らかで“ピーンとはりつめた”ような空気が、元日には広がっているような気がして。ただの(寒い)気候だけのせいじゃないような気がしています。そんな空気感にも、背中を押され、ただされる感じがします。
<その正月公演で、芝居は宝塚歌劇名作のひとつ「うたかたの恋」。オーストリア皇太子ルドルフにふんする。故柴田侑披氏が83年に初演し、再演が重ねられてきた。今回、小柳奈穂子氏が潤色・演出を務める>
柚香 宝塚のザ・二枚目、王子様が出てくる作品といえば、「うたかたの恋」を連想される方も多いんじゃないかと思います。私も(過去作を)映像で拝見し、真っ赤な大階段に白い2人がいて「おーっ」てなりました。
-初演から40年。この作品の魅力はどう感じる
柚香 史実に対して、すごく丁寧に作られていると感じます。人と人との関係を含めても、ロマンチックですけどリアリティーがあって。柴田先生の作品の魅力って何か? って聞かれれば、それは「シック」だと思います。
ショーは「香り」「香水」をテーマに野口幸作氏が演出。個性豊かな花組メンバーを、より多彩に浮き立たせている。
公演は宝塚大劇場で2023年1月1~30日、東京宝塚劇場で同2月18日~3月19日。
花組トップ柚香光のインタビューは日刊スポーツ15日付紙面でも詳報する。



