加山雄三が、86歳の誕生日を迎えた11日、東京・銀座の加山雄三ギャラリーで、文化放送の番組「くにまる食堂」(17日午前11時)のスペシャル公開収録を行った。

加山は、同じ神奈川県茅ケ崎市出身のサザンオールスターズ桑田佳祐(67)原由子(66)と、山下達郎(70)竹内まりや(68)夫妻と、中華料理店で会食したと明かした。

加山は「桑田君は、茅ケ崎出身。後輩みたいなもの」と、桑田について語り出した。そして「一生懸命、歌ってる、良いヤツだなと思って。(楽曲の)音的にも似てるな、マネしてると思ったんだよ」と、自身の楽曲と桑田の楽曲が似ていると思ったと語った。加山は「『似てるな?』と言ったら『マネしてます』と正直に言うから『それで良いんだよ』と言ったんだ」と、桑田とのやりとりを明かした。そして「本当に良いヤツだなと思って…そこから余計、好きになった。あいつは良いよ」と笑みを浮かべた。

その流れの中で、加山は「山下達郎と竹内まりやと、原坊と桑田君と4人で、俺とかみさんを招待してくれたんだよ。場所は内緒だけど…中華にね。ものすごかった。うれしかったね」と、妻の美恵子さん(元女優の松本めぐみ、76)を交え、6人で中華料理を食べたと明かした。パーソナリティーの野村邦丸(66)から、会話の内容を聞かれると「どんな会話だって? そこらにある、普通の会話だよ。それが、うまいよな、って」と笑い飛ばした。音楽的な話をしたかと聞かれると「音楽的なこと、話すわけないよ。話す必要、何もない。音楽、やってるんだから。『加山さん、ご飯作るんですか?』『食うだけなんだよ』って…そんなもん」と言い、笑った。

加山の楽曲の数々には、山下も多大な影響を受けていると、自身のTOKYO FMの番組「山下達郎サンデーソングブック」(日曜午後2時)で語っている。13年11月放送回では、同年10月に亡くなった、作詞家の岩谷時子さんにスポットを当てた「私家版 岩谷時子追悼 Part2」を放送したが、山下は中学1年時に生まれて初めて買ったレコードはベンチャーズだが、邦楽のレコードで生まれて初めて買ったのは、加山の「君といつまでも」だったと語っている。