歌手で女優、作家の中江有里(49)が16日、都内でコンサート「わずかな永遠の物語~Chapitre 1~」を開いた。

前後半の二部構成で、前半は書き下ろしの物語の朗読、後半はこの日配信開始の新曲「二人の掟」を初披露など全10曲を歌い上げた。

一部で花を一輪手にして、白いワンピースで登場した中江は、自ら書き下ろしたクジラの中で花を咲かせる物語を朗読。作家、女優として活動する中江ならではの新しい試みにチャレンジした。

二部では黒いドレスに着替えて登場。前半を振り返って「朗読という新しい挑戦をしましたが、本当にかまなくてよかった。本当に緊張して、皆さんにも緊張させてしまいました」と笑った。「コントレール」「わたしのような誰か」「風の姿」などを熱唱。「人が随分、移動するようになって、いろいろな所に行けるようになりました。自由っていうのは制限されて分かるもの。皆さんにこうして歌を聞いてもらえるのは、私にとってうれしい自由です。2019年に歌を再開した時、25年以上歌っていなかったので、まさか人前で歌うなんて思ってもいませんでした」と話した。

そして客席にいた写真家の野村誠一氏(72)と夫人を紹介。「私が、ただの大阪出身の中学生だったのを見いだしてくれたのが野村誠一さん。この世に野村先生がいなければ、皆さんとも出会いませんでした。人との出会いで人生は出来ているんだなと、つくづく思う。私は今、女優業、作家業、そして歌手をやっていますが、どれも本業です。いろいろな事をやることで、自分の可能性が広がる。歌を再開した時から、文学と音楽の融合したものをやりたいと思っていましたが、夢がかないました」と話した。

アンコールでは新曲の「二人の掟」を披露。「人間関係っていうのは、築く時より終わる時の方が難しい。なにか作法がある。山登りと同じ」と説明。最後は91年の歌手デビュー曲「花をください」で締めくくった。

今月いっぱい、ツイキャスで配信される。