脳出血で緊急手術を受けたと公表していた歌手井上あずみ(58)が26日、所属事務所のホームページを通じて手術が無事に成功したと発表した。
ホームページで「井上あずみ脳出血の手術は先ほど無事成功いたしました。今後は経過観察をしながらリハビリに移行していく予定です。迅速な対応をしてくださいましたコンサートスタッフ、救急医療・搬送チーム、そしてあたたかい励ましのメッセージをくださっている皆さま、ありがとうございました。またこちらで経過のご報告をさせていただきます」とした。
関係者によると26日、「井上あずみ40周年記念コンサート」前のリハーサルで最後の歌を歌唱中に倒れ、緊急搬送されたという。右脳に約6センチの影があり緊急手術を受ける。医師からは「命の危険はない」と診断されたという。
「天空の城ラピュタ」の挿入歌「君をのせて」や「となりのトトロ」主題歌で知られる井上は26日、ホームページ上で「井上あずみ40周年記念コンサート」を中止すると発表していた。同イベントは東京・なかのZEROホールで開催予定だった。
◆脳出血 脳卒中の症状の1つ。脳に張り巡らされた血管に障害が起こる病気で、多くの場合は激しい頭痛を伴い、半身のまひなどが起こる。脳出血の直接の原因は出血。脳の血管が破れて血液があふれ出し、固まって「血腫」となって周囲を圧迫し、脳細胞を破壊してさまざまな症状を引き起こす。
脳出血の主な原因としては、高血圧が挙げられる。高血圧は動脈に負担をかけるため、長い間高血圧が続くと血管が次第に脆くなり、ついには破れてしまう。
脳出血の初期症状は、出血を起こした場所や出血量でかなり違いが見られる。運動の症状では片側の手足のまひ、しびれ、しゃべりにくさ、歩きにくさ。感覚の症状では頭痛、めまい、吐き気、嘔吐(おうと)など。
血管が破れた(出血した)部位によって、症状が異なる場合がある。被殻(ひかく)出血、視床(ししょう)出血、皮質下(ひしつか)出血、小脳(しょうのう)出血、橋(きょう)出血などがある。
同じく脳の血管が破れて起こる病気にくも膜下出血がある。くも膜の内側の液体がたまっている「くも膜下腔」という脳の表面のスペースで出血し、多くは脳動脈瘤(りゅう)と呼ばれる脳の動脈がこぶ状にふくれたものが破裂する。



