俳優須藤蓮(27)が16日、都内で行われた、自身が監督も務めた主演映画「ABYSS アビス」公開記念舞台あいさつに登壇した。
企画から約5年がたち、編集にも1、2年かけたという作品。「昨日が公開初日で舞台あいさつだったんですけど、かみすぎたガムみたいに味がしなかったどうしようって思ったんですけど、お客さまの前に立ったらうわって込み上がるものがあって。飽きるほどやった映画もお客さんに観てもらうことでこんなにも特別な気持ちになるんだと思いました。今日はありがとうございます」としみじみと話した。
21年に映画初監督を務めた「逆光」に続く、監督二作目となった「ABYSS アビス」では、過去に出演したドラマで脚本を務めた渡辺あやに共同脚本依頼した。渡辺の信条は「自分はプロとしてよいしょはしない」。編集したものを初めて渡辺に見せた際「あなたこれ、とんでもない駄作に出来上がってますけど、どうするんですか」と言われたという。須藤は「ばっさり斬られて、この世の終わりだと思いました」と苦笑いした。
その後、撮影が終わって1年がたった段階から撮り直しをしたりして、何とか完成させたという。須藤は「この作品が教えてくれたのは、頑張るということに大した価値はないということ。楽しみだしてから作品がよくなってきた。楽しむまでは形にならなくて、面白いかもって思ってからまとまりだしました。そういうことを教えてもらいました」と苦労した経験から新たな発見を手にした。



