演歌歌手松前ひろ子(75)が6日、東京・葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズで、55周年記念コンサート「出逢いと縁に感謝を」を行った。
6月28日に故郷・北海道の函館公演でスタートし、8カ所を巡る記念ツアーの最終公演で約1300人を歌の魅力で酔わせた。
オープニングでヒット曲「祝いしぐれ」を歌唱した後で最初のあいさつ。「今日は55年という1つの節目を祝っていただいて心より御礼申し上げます。昨日の台風でどうなるか思いましたが、こんなにたくさんの人が来てくれた。今日で歌うのは最後になるかもしれない。そんな気持ちでしっかりと務めたい」。
弟子の三山ひろし(44)と小山雄大(22)、そして瀬川瑛子(78)山本譲二(75)藤あや子(64)二葉百合子さん(94)が出演し、いとこの北島三郎(88)はビデオレターを寄せた。
三山が松前の55周年記念のプレゼントとして作詞作曲をした「片恋文」も披露された。松前の夫である作曲家中村典正さん(19年に83歳で死去)との夫婦愛を描いた作品。松前は「今日も会場のどこかで見てくれているはず。顔は怖いけれど心は優しい主人でした」と笑顔でしのんだ。
6月に発売した記念曲が「矢越岬/命みちづれ」。2作とも北島が作曲を手がけた。「矢越岬」は松前と北島の生まれ故郷・北海道知内町を歌った望郷演歌。「命-」は“夫婦演歌の松前”と呼ばれるベテラン歌手らしく、温かい人生の応援歌になっている。【松本久】



