東京国際映画祭事務局は24日、10月27日に開幕する第38回同映画祭のエシカル・フィルム賞の今年の審査委員長に、俳優・歌手・映画監督の池田エライザ(29)が決定したと発表した。池田は、同映画祭を通じてコメントを発表した。

「私は信じています。映画は世界を変えることができると。一本の映画が生まれるまでには、幾千もの判断が積み重ねられています。その一つ一つに作り手の魂や祈りが込められているからこそ、液晶を超えて人々の心に訴えかける作品となるのだと思います。そして“エシカル”という視点は、その力をより確かなものにする。この賞はただの評価ではなく、未来への祈りであり、宣言です。審査委員長として、その祈りを受けとめ、全身で作品と向き合いたいと思います」

エシカル・フィルム賞は、映画を通して環境、貧困、差別といった社会問題への意識や多様性への理解を広げることを目的に、23年に新設。審査委員長と、同映画祭学生応援団から選ばれた学生3人が審査委員を務め、審査委員会を結成。東京国際映画祭にエントリーされた全ての新作の中から「人や社会・環境を思いやる考え方・行動」という「エシカル」の理念に合致する優れた3作品をノミネートした後、審査委員会で1作品を選出する。受賞作品の授賞式と、審査委員長の池田が登壇するトークセッションを11月4日に開催する予定。前回の24年は、池田同様、俳優・映画監督として活動する斎藤工(44)が審査委員長を務め、界3大映画祭の1つ、ベルリン映画祭(ドイツ)で最高賞の金熊賞を受賞したベナン・フランス・セネガル合作のドキュメンタリー映画「ダホメ」を選出した。